10.242026
JICA、タジキスタンの変電所整備に最大32億9,600万円の無償資金協力
国際協力機構(JICA)は2026年10月21日、タジキスタン政府との間で、首都ドゥシャンベ市の変電所整備に関する無償資金協力の贈与契約を締結した。
供与限度額は32億9,600万円。市内に新たな220kV変電所を整備し、首都圏への安定した電力供給を支援する。
JICAが10月23日に契約内容を発表した。
220kV変電所や送電関連設備を整備
事業名は「ドゥシャンベ市基幹電力系統変電所建設計画」。
220kVの送電用変電所を新設し、主要変圧器、遮断器、送電線、保護・制御装置、通信設備などを整備する。
変電所は、送電系統の電圧を調整し、電力を安全かつ安定的に送り届けるための施設である。220kVは設備が扱う電圧を示しており、発電所の発電能力を意味するものではない。
今回の事業では、電力を生み出す発電所ではなく、電力を送るための設備の整備を進める。
実施機関はタジキスタン送電会社で、詳細設計や入札を含めた実施予定期間は41か月となっている。
将来の変電所無人化も視野に
JICAは、タジキスタンで検討されている変電所の無人化に向けて、デジタル技術を活用するための条件整備についても検討するとしている。
設備の制御や監視にデジタル技術を取り入れることで、将来的な運用の高度化につなげる考えだ。
また、今回の事業に先立ち、2025年12月には詳細設計を対象とした供与限度額4,100万円の贈与契約が締結されている。
今回の32億9,600万円は、その後の変電所整備に関する贈与契約の供与限度額である。
日本と中央アジアの協力方針にも関連
JICAは、この事業が2025年12月の「中央アジア+日本」対話・首脳会合で掲げられた「グリーン・強靱化」の協力方針に沿うものだと説明している。
今回の変電所整備を通じ、ドゥシャンベ市の電力流通システムを改善し、都市生活や産業活動を支える電力供給の安定化を目指す。
出典
Avesta(2026年10月22日)
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公式発表
国際協力機構(JICA、2026年10月23日)
[公式発表はこちら]
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