10.162026
カザフスタンとロシア、電子運送状e-CMRで初の試験貨物輸送を開始
カザフスタンとロシアは2026年10月15日、電子国際運送状「e-CMR」を利用した道路貨物輸送の試験運行を開始した。カザフスタンの首都アスタナからロシアのモスクワへ向かうルートで、国境を越える貨物輸送に電子文書を使用する仕組みを検証する。
開始式はアスタナで開催された国際ビジネスフォーラム「New Silk Way」の関連行事として行われ、ユーラシア経済連合(EAEU)加盟国の運輸当局関係者らが参加した。試験輸送は、ユーラシア経済委員会(EEC)が進める電子運送状の実証事業の一環となる。
国際貨物輸送の運送状を電子化
e-CMRは、国際道路貨物輸送で使う運送状を電子化したものだ。貨物の内容や発送者、運送業者、受取人など、輸送に必要な情報を電子文書として扱う。
国をまたぐ貨物輸送では、輸送に関わる事業者や各国の関係機関が同じ情報を扱えることが重要となる。今回の実証では、異なる国の情報システム間で運送状を交換し、電子署名の有効性や文書の法的な取り扱いを確認する。
EECは、電子文書を国境を越えて利用するため、各国の電子署名を相互に認める仕組みや、安全に情報を交換するための技術を整備してきた。
EAEU加盟5か国への展開を視野
EECによるe-CMRの実証事業は2024年から進められており、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、ロシアの加盟5か国が対象となっている。
今回のアスタナ~モスクワ間の輸送は、その仕組みを実際の国際貨物輸送で試す取り組みだ。EECのアルズィベク・コジョシェフ担当閣僚は、電子署名の相互承認や国境を越えた文書の法的有効性に関する取り組みが、試験輸送という具体的な段階に進んだと説明している。
カザフスタン運輸省は、e-CMRによって書類作成の費用削減、関係者間の情報交換の迅速化、貨物の状況把握などが期待できるとしている。
EAEUは今回の試験を踏まえ、国際道路貨物輸送における電子文書の利用拡大に向けて取り組みを進める。
出典
Interfax(2026年10月15日)
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TKS.RU(2026年10月15日)
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公式発表
カザフスタン運輸省(2026年10月15日)
[公式発表はこちら]
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