10.232026
モスクワで科学と暮らしの変化をたどる展覧会が開幕 個人収集品1,000点超を展示
ロシア・モスクワのツァリツィノ博物館で2026年10月22日、18世紀の科学技術と人々の暮らしの関係を紹介する展覧会「КультНаук’ XVIII」(ラテン文字転写:KultNauk XVIII)が開幕した。
ロシアの19の個人コレクションから集められた1,000点を超える展示品を、宮殿内の8つの展示室で紹介する。会期は2027年10月17日までの予定だ。
顕微鏡から機械仕掛けの人形まで
展覧会のテーマは、科学的な発見や新しい考え方が社会に広がった18世紀の「啓蒙時代」だ。
展示品には、古い顕微鏡や望遠鏡、航海に使われた六分儀や方位磁針、時計の機構、地図、機械式の音楽装置などがある。
六分儀は天体などの角度を測って船の位置を知るための道具で、望遠鏡や時計とともに航海技術の発展を支えた。
展示には「オートマトン」と呼ばれる機械仕掛けの自動人形も含まれる。歯車やぜんまいなどの仕組みによって、人や動物の動作を再現する装置だ。
展覧会は18世紀を主題としているが、展示品には1880年頃の自動人形や1900年頃の機械式音楽装置なども含まれ、科学技術と暮らしの変化を幅広く紹介している。
科学の進歩が日常生活をどう変えたのか
展示では、科学的な発見そのものだけでなく、その成果が人々の日常生活にどのような変化をもたらしたかにも焦点を当てる。
時計の改良によって時間を細かく測れるようになったこと、航海器具によって海上移動の方法が発達したこと、機械技術が工業生産へ応用されていったことなどが、その例だ。
館内には装置の仕組みを体験できるコーナーもあり、子ども向けの参加型展示、短編の教育映像、科学史に関する講演や学芸員による案内なども用意されている。
また、ロシアの科学者ミハイル・ロモノーソフや詩人アレクサンドル・プーシキン、エカチェリーナ2世らに関連する書籍も展示されている。
ツァリツィノ博物館は、歴史的な宮殿建築と美術・文化施設を備えたモスクワの博物館群だ。今回の展覧会では、個人収集品を通じて、科学、技術、芸術が人々の暮らしに関わってきた歴史を紹介している。
出典
『Наука и жизнь』(ラテン文字転写:Nauka i zhizn、2026年10月22日)
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公式発表
ツァリツィノ博物館(展示案内、掲載日記載なし)
公式発表はこちら
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