10.232026
カザフスタン、クルイク港開発で中国企業と10億米ドル規模の協力覚書 多機能ターミナル整備を計画
カザフスタンの国家投資持株会社Baiterekは2026年10月22日、中国のGuoyou Materials Groupと、カスピ海沿岸のクルイク港を開発する10億米ドル規模の事業に関する協力覚書を締結した。
対象となるのは、港の開発第1段階として計画されている多機能ターミナルの建設だ。新施設は年間1,500万トンの貨物取扱能力を備える計画で、カスピ海を横断する国際輸送ルートの物流機能拡充を目指す。
カスピ海沿岸に新たな貨物ターミナル
クルイク港は、カザフスタン西部マンギスタウ州のカスピ海東岸に位置する港だ。現在は、鉄道車両やトラックを積載するフェリーなどを利用した貨物輸送の拠点となっている。
今回の協力覚書は、既存の港湾機能に加え、多様な貨物を扱うターミナルを整備する構想に関するものだ。
Baiterekによると、開発第1段階の計画貨物取扱能力は年間1,500万トンで、将来的な施設の拡張も視野に入れている。
この事業は、カザフスタンからカスピ海を渡って貨物を輸送する「トランスカスピ国際輸送ルート」に関係する。内陸国であるカザフスタンにとって、海を越える物流経路の整備は、外国市場との接続を広げるための取り組みの一つとなっている。
投資支援や資金調達の仕組みを協議
覚書の相手方であるGuoyou Materials Groupは、中国・天津に本拠を置き、国際貿易、物流、サプライチェーン管理などを手がける企業グループだ。カザフスタンでは現地法人を通じ、港湾・物流事業に取り組んでいる。
一方のBaiterekは、傘下の金融・開発関連機関などを通じて、国内の投資や産業発展を支援する国家投資持株会社である。
今回の覚書では、クルイク港の多機能ターミナル建設に向けて協力する方針が示された。Baiterekは傘下機関を活用した包括的な事業支援の可能性を検討している。
今後は、事業の資金調達モデルや具体的な支援方法、実施に向けた手順について協議を進める予定だ。
覚書は、同日シムケントで開催された国際投資会議「Kazakhstan Global Investment Roundtable 2026(KGIR 2026)」の会場で署名された。
公式発表
Baiterek(2026年10月22日)
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カザフスタン首相府(2026年10月22日)
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クルイク港運営主体(港湾施設・所在地の案内、掲載日記載なし)
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