10.212026
ウズベキスタン、VEONのPerfectum取得を条件付きで事前承認 料金維持や独立運営を要求
ウズベキスタンの競争当局は2026年10月20日、通信大手VEONグループによる移動通信事業者Perfectumの取得について、条件付きの事前承認を与えたと発表した。
承認には、Perfectumの独立運営を少なくとも3年間維持することや、既存利用者の5G FWA料金を12か月間据え置くことなど、競争環境と利用者の権利を保護するための条件が付けられた。
Perfectumの株式100%取得申請を審査
今回の審査対象は、VEONグループのVEON UZB Holding Ltdによる、Rubicon Wireless Communicationの株式100%取得申請だ。
Rubicon Wireless Communicationは、ウズベキスタンでPerfectumブランドの移動通信サービスを運営している企業。取得を申請したVEON UZB Holding Ltdは、Beeline Uzbekistanを運営するUnitelの株式100%を保有している。
競争当局の特別委員会は、通信市場での競争を維持するための条件を付したうえで、事前承認を決定した。
独立運営を3年間維持、5G網の拡大も条件に
承認条件の一つは、Perfectumを少なくとも3年間、独立した通信事業者として運営することだ。
また、5G Standalone技術をウズベキスタンの他地域へ拡大することも求めている。
5G Standaloneは、通信ネットワークの基幹部分も5G技術で構成する方式を指す。Perfectumが展開する通信サービスの今後の運営に関わる条件として位置付けられている。
既存利用者の料金を12か月間維持
利用者保護に関しては、5G FWAサービスの既存加入者向け料金を12か月間維持することが条件とされた。
5G FWAは、5Gの無線通信を利用して家庭や事業所などにインターネット接続を提供する方式だ。
通信品質については、インターネットの平均速度を300Mbps未満に引き下げないことも求めている。
さらに、契約内容と関係のない条件を利用者に一方的に課したり、他の通信事業者への乗り換えを制限したりすることも認めない。
系列サービスの利用強制や競争制限を禁止
デジタルサービスについても条件が付けられた。
Perfectumの加入者に対して、BeelineやVEONグループのデジタルプラットフォームの利用を強制せず、競合するサービスの利用を妨げないことが求められる。
また、正当な理由なく利用条件を悪化させず、加入者の権利を保護することも承認条件に含まれる。
個人情報や商業情報については、競争を制限する目的で利用しないことや、法令に反する形で国外のサーバーに移転しないことを定めた。
VEONは10月19日にPerfectumの取得契約締結を発表している。今回の競争当局による発表は、その取得に対して競争維持や利用者保護の条件を付した事前承認に当たる。
出典
Spot(2026年10月20日)
[原文の記事はこちら]
公式発表
ウズベキスタン競争当局(2026年10月20日)
[公式発表はこちら]
VEON(2026年10月19日)
[公式発表はこちら]
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