11.62026
ウクライナでスイスの企業支援計画「CORE」を発表 5年間で3,000万スイスフラン
ウクライナの首都キーウで2026年11月4日、スイスが支援する企業競争力強化計画「CORE」の発表会が開かれた。スイスは5年間で3,000万スイスフランを投じ、企業の設備近代化や産業競争力の向上、事業環境の改善を支援する計画だ。
COREは「Competitiveness for Recovery Ukraine」の略称で、ウクライナの復興に向けて企業や産業の競争力を高める取り組みを指す。中小企業への補助金に加え、行政制度や労働環境の改善も支援対象に含まれる。
企業支援から行政制度の改善まで4分野を対象
COREは、国・地域の行政機関、産業団体、中小企業などを対象に、4つの分野で事業を進める。
第1の分野は、企業活動を支える政策や規制の改善だ。行政機関と民間企業が意見を交わす仕組みを整え、企業や投資家にとって利用しやすい制度の形成を支援する。
第2の分野では、重点産業の競争力向上に取り組む。産業団体や地域開発機関などを支援し、ウクライナ企業が欧州市場や国際的な供給網へ参加するための環境を整える。
第3の分野は、中小企業による設備や生産体制の近代化だ。対象となる企業の事業に対し、補助金を通じて投資を支援する。
第4の分野では、国際労働機関(ILO)が中心となり、労働政策や技能、安全管理、生産性の改善を進める。
HelvetasとNIRASが実施、ILOも協力
計画の主要部分を担うのは、国際開発協力団体HelvetasとNIRASによる共同体だ。ILOは労働分野の事業を担当する。スイス連邦経済事務局(SECO)が支援し、ウクライナの行政機関や企業・団体と協力して進める。
補助金の対象事業は、政府や地域、業界団体などのニーズを踏まえて設計する。募集に当たっては、関係者や応募を検討する事業者との事前協議を行う方針だ。
キーウでの発表会には、ウクライナとスイスの政府関係者、実施団体、ILOの代表者らが参加した。キーウ州行政機関も幹部の出席を公表している。
企業の長期的な競争力を支援
COREの実施に関する覚書は、2026年1月にスイス・ダボスで署名されている。11月4日のキーウでの発表会では、支援の具体的な仕組みや実施分野が紹介された。
スイス側は、ウクライナの経済復興にはインフラの修復だけでなく、企業が生産や輸出を続けられる環境づくりも重要だとしている。
COREは、補助金による設備投資と、企業活動を支える制度・人材面の改善を組み合わせることで、ウクライナの民間部門の長期的な競争力向上を目指す。
公式発表
Helvetas(2026年11月5日)
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キーウ州軍政当局(2026年11月5日)
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