10.312026
CAS、ロシア代表のアイスホッケー世界選手権参加除外を取り消し 5大会で運営調整へ
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は2026年10月30日、ロシアのアイスホッケー代表チームを国際大会から除外した国際アイスホッケー連盟(IIHF)の決定を取り消した。IIHFに対し、2026年12月から2027年11月までに開催される5つの世界選手権への参加を認めるよう命じた。
IIHFは裁定に従うと表明した。一方、開催準備が進んでいる大会の参加枠や日程、安全管理などについて、関係団体と調整を進める方針を示した。
世界ジュニアなど5大会が対象
今回の裁定は、ロシア・アイスホッケー連盟がIIHFの参加除外決定に対して申し立てた不服審査に関するものだ。
CASは、IIHFが示した安全・保安上の懸念について、参加除外を正当化する十分な証拠が提示されていないと判断した。IIHF理事会による決定を、直ちに効力を持つ形で取り消した。
対象となる大会は次の5つだ。
- 世界ジュニア選手権:2026年12月26日~2027年1月5日、カナダ
- U18女子世界選手権:2027年1月8~16日、チェコ
- U18男子世界選手権:2027年4月22日~5月2日、米国
- 男子世界選手権:2027年5月14~30日、ドイツ
- 女子世界選手権:2027年11月、カナダ
最初の対象大会は、2026年12月26日にカナダで始まる世界ジュニア選手権となる。
IIHFは大会方式や安全対策を再調整
IIHFは裁定に従う一方、ロシア代表の復帰には大会運営上の課題があるとの立場を示している。
具体的には、各国競技団体や大会組織委員会、開催国当局と協力し、参加チームの編成、大会方式、日程、移動・宿泊、安全管理などを見直す必要があるとしている。
ロシア・アイスホッケー連盟は裁定を歓迎し、IIHFと協力して国際大会復帰に向けた作業を進める方針を表明した。
CASが10月30日に公表した裁定は、結論部分が先に示されたものだ。詳しい裁定理由は後日公表される。
開催国ドイツの競技団体は復帰に反対
2027年男子世界選手権を開催するドイツのアイスホッケー連盟(DEB)は、ロシア代表の国際大会復帰に反対する従来の立場を維持すると発表した。
DEBは、ロシア代表の参加が開催国の安全、政治、経済面に大きな影響を及ぼすとの見方を示している。裁定を受けた対応について、IIHFと共同で検討を進める方針だ。
今回の裁定により、ロシア代表の参加を認めることがIIHFに命じられた。今後は各大会の運営体制や安全対策など、裁定を実際の競技日程に反映するための調整が進められる。
公式発表
国際アイスホッケー連盟(IIHF)(2026年10月30日)
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ロシア・アイスホッケー連盟(2026年10月30日)
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ドイツ・アイスホッケー連盟(DEB)(2026年10月30日)
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